チェンマイでのトラブル? 〜ソンテウ編〜
タイの北部にある第2の都市、チェンマイ。
ここでの交通手段は、今はタイでも珍しい乗り合いバス(トラック)の「ソンテウ」がメイン。
赤とか黄色とか茶色とか白とか。
それぞれの車体の色で行き先が違います。
特に赤い車体のソンテウは旧市街の中やその周辺をあちこち走っているのでとっても便利。
私も滞在中の移動は基本、赤いソンテウです。
このソンテウ、使いこなせればとっても便利な交通手段で今のチェンマイを満喫するにはなくてはならない乗り物なんですが、たまにはトラブルも潜んでいるので注意はしてね!
旧市街の中とその周辺はやっぱり赤いソンテウが使いやすい!
地元の人の足、観光客の足としてチェンマイではまだまだ現役でバリバリ仕事をしているのが、乗り合いトラックのソンテウです。
タイでもバンコクでは少なくなってしまった交通手段のようですが、チェンマイではたくさん走っています。
私もチェンマイにいるときは、このソンテウ、とくに赤いソンテウにはかなりお世話になりました。
チェンマイではどこへ行くのにもちょっと距離があっても歩いてしまいがちなんですけど、
疲れているときとや歩く時間を短縮したいとき、さすがに歩くには距離があるとき。
雨が降ってるときなんかも、ソンテウをよく利用します。
旧市街の中なら、1回20B(約70円)とお手頃価格で利用できるし、
そこらじゅうに赤いソンテウが走っているので使い勝手抜群!
赤いソンテウが通りかかったら手を上げて、止まったソンテウのドライバーに行き先を告げてOKなら荷台に乗り込む。
これがソンテウの基本乗車パターンです。
簡単でしょ♪
使えるでしょ♪
でもね、そのソンテウでも多かれ少なかれ、トラブルも起きることもあるんですよ。
ソンテウは ”乗り合いバス” ということを忘れずに!
ソンテウはとても便利でお手軽価格な交通手段なんですけど、
忘れてはいけないことがあります。
それは、
”乗り合いバス” ということです。
道を走りながら次々とお客さんを乗せていきます。
決まったルートはありませんので、ドライバーの都合次第でルートが決まります。
ルートが決まっていなくて、乗り合い、ということなので、
最初に乗ったお客さんの行き先で大まかな方向が決まるのですが、
その後に乗ってくるお客さんがみな同じ方向へ行くとは限りません。
だいたいのソンテウは、同じような方向へ行くお客さんを選んで次々に乗せていくことが多いんですけど、忙しい時間帯は時に片っ端からお客を乗せることも。
その場合、行き先がバラバラのお客さんを順番に降ろしていきます。
当然、新しく乗ってきたお客さんの目的地によっては、途中でルート変更することだってよくある話。
自分の目的地に到着するまでに、寄り道につぐ寄り道、なんてことも頭にいれておかなければいけませんね。
でも、それでも近いところから順番に降ろして行ってもらえたり、
最初に乗ったお客さんの目的地へ優先的に走ってくれるのなら、良いのですが・・・。
どんだけ遠回りするんですかっ?!?!
ある日、歩いて30分弱くらいのところへ移動しようとしていました。
まぁ、普通に考えてもソンテウに乗って移動したい距離ではありますね。
この日、時間的には余裕があったものの、雨季で雨が降ったりやんだりしていたので、
歩いている途中で雨に降られても嫌だったので、そうそうにソンテウに乗ることにしました。
道路を走っていた流しの赤いソンテウを捕まえ、行き先を告げて、いつものように荷台へ乗り込みました。
すでにそこには何人かお客さんが乗っていました。
「夕方という時間帯だし、雨だし、みんな帰り足だったりするのかもね^ ^」
なぁーんて、最初はとってもお気楽でした。
ワタクシ。
すでに乗客が数人いるソンテウは私の行き先の方向よりも遠回りするように走り始めました。
乗り合いバスなわけだし、他の人も行きたい場所が違うのだから仕方がありません。
そう思って、そのまま乗っていたのですが・・・。
それにしても遠回りし過ぎじゃありませんっ?!?!
明かに逆方向へ走り、どんどん私の目的地から遠ざかる!
そんなに逆方向のお客さんばかりだったのなら、乗るときに断ってくれても良かったのに・・・。
そしたら他のソンテウを捕まえることもしたのに、な。
私がソンテウに乗り込んだのが旧市街、お堀の北東の角あたり。
そこからお堀の真ん中、サンデーマーケットが開かれる通りの真ん中あたりへ行こうとしていました。
なのに、ソンテウが向かっているは反対方向のニマンヘミンエリアへ。
お客さんがいたんでしょう。
仕方ありません。
真逆の方向へ走ってしまうことも。
その後も、ソンテウは二マンヘミンよりもさらに旧市街から離れた方向へ走り、
さらに二マンヘミン近くの通りに戻るも、渋滞でなかなか進まず、排気ガスが充満していて気分も悪くなる・・・。
そうこうしているうちに、ソンテウに乗って30分ほどが経過。
歩いていても到着してる時間だよっ!
でも、まぁ、乗っちゃったわけだし。
少しも目的地へ進んでいないどころか、遠くなってしまった場所でソンテウを降りるのも悔しいので、もうしばらく我慢して乗っていることにしました。
時間には余裕があることだし・・・。
と、自分と葛藤していると、私がソンテウに乗り込んだ場所付近に戻ってまいりました。
30分もソンテウに乗って、振り出しに戻ってきたわけです(笑)
振り出しに戻ってしまったことはこの際目をつぶりましょう。
さぁ、やっと私の目的地方向へ進んでくれるでしょう!
と思ったのもつかの間。。。
さらにこのソンテウは違う方向へ走り出しました。。。
ほんの少し、ほんの少し寄り道をしてくれれば私の目的地なのですが、
旧市街の中やお堀は一方通行も多いので、なかなかそうもいかないのかもしれません。
さすがにちょっとイライラし始めましたが、私たちお客が乗っている荷台とドライバーの乗っている運転席との間には開かないガラスの窓があり、荷台からドライバーへ話しかけることは困難です。
文句を言いたくても言えません。。。
それでもしばらくソンテウに乗っていると、やっとお堀沿いを走り始めました。
ここからちょっと曲がっていけばやっと目的地!
やっと私の降りる番が回ってきたのね!(≧∇≦)
そう思い、手に20Bを用意してすぐに降りれる準備をしてみました。
が・・・。
あと1、2分も走れば目的地に着く!
そこの角を曲がればあとはもうすぐ!
のところでソンテウはその角を曲がらずにそのまま直進してしまいました。。。
結局、お堀をぐるっと回って気づけば今現在どこをどう走っているのかすらわからないところへ。
それでもお堀沿いを走っていたので、反対側からでも道へ入るのか?
と期待しましたが、それも叶わず、気づけば行き先は空港へ。。。
ここまでくると、遠回りというか、私の目的地のこと忘れてない???
さすがにたくさん乗っていたお客さんも残り少なくなりました。
私よりも先に乗っていた人はもういなく、あとから乗ってきたひとばかり。。。
ソンテウに乗り込んでから早1時間が経過。
こんなことなら、一番近づいたときに降りておけばよかった。。。
後悔しても、そこは空港。
ここで降りるのも馬鹿らしいので、おとなしくそのまま乗っていましたよ。
そんなソンテウもやっとお堀に戻ってきて、
お堀の一番南、チェンマイ門のところで止まりました。
そして、運転席からノックされる音が。
なんだかお呼びがかかりました。
荷台を降りてドライバーに、
「ここじゃないよ!」
と訴えてみると。。。
「これからターペー門へ向かうから。あなたはこの道を行けばあなたの目的地へいけるよ。」
・・・・・・・・・・(ー ー;)
まさかの途中放棄。
しかも、チェンマイ門から私の目的地までは歩いても20分以上はかかる距離。
1時間以上も連れまわしておいて、こんな遠くで降ろされるなんて冗談じゃないっ!
頭にきたので、もちろん抗議しました。
「ここじゃないんだけど!行かないわけ?あなた、OKって言ったじゃん!!!」
こんな目的地とは全く違うところで降ろされたわけなので、
乗車賃である20Bは払いませんっ!
当然ですよ。
そのままソンテウを降りて、お金を支払わずにそのソンテウから離れました。
ソンテウに乗るときは、時間に余裕を見てね(⌒-⌒; )
こんなことがしょっちゅうあるわけではないのですが、
私は遠回りされたこと、これで2回目でした。
急いでいるときもついつい乗ってしまうソンテウですが、
忙しい時間帯だったり、他にも乗客が数人乗っている場合は注意しましょう。
どうしても時間がない場合や急ぎの場合は、ちょっと割高になりますが、
トゥクトゥクをお勧めします。
お値段的にはかなり割高になりますし、料金をふっかけられることも少なくないですけどね(⌒-⌒; )
不本意にチェンマイ門で降ろされた私ですが、
実はチェンマイ門は私が滞在していたゲストハウスのすぐ近く。
本来の行き先ではなかったのですが、この遠回りのイライラで疲れてしまったので、
そのままゲストハウスに帰ることにしちゃいました。
目的は果たせませんでしたけど、結果的にタダでゲストハウスまで帰れてしまいました(⌒-⌒; )
ただし、時間はかなり無駄にしましたけどね(⌒-⌒; )
地図が見れないドライバー多しっ!
まだチェンマイに来たばかりの頃、初のソンテウ乗車に挑戦したときのことです。
初チェンマイだったので、不慣れなことばかり。
当然行きたい場所の説明もよくわからない状態です(⌒-⌒; )
マーケットだったりお寺だったり、観光名所やお寺の名前ならドライバーさんも観光客もわかるので通じやすいのですが、そうではない場所へ行きたい場合、その目的地を伝えることが一苦労!
他に目印になりそうな場所がなかったので、止めたソンテウのドライバーに地図を見せて、
「ココ!ココに行きたいの!」
と英語とジェスチャーで伝えます。
そうすると、地図を見たドライバーは「OK^ ^」とにっこり笑顔で乗せてくれました。
ここがくせ者!
ソンテウのドライバーはわかってなくてもわかったような顔をしてOKを言ってくるのです。
それ、ダメでしょう!
「OK」と言われた私はソンテウに乗り込み、てっきりわかっているのだと思い込んでいたのですが、これが大間違い!
実はこのとき、助手席に乗るよう言われたので、そのまま助手席に乗り込んでいました。
とくに危ないことはなかったので、そこは安心ですが(⌒-⌒; )
初チェンマイの私でも「???」と思うような道順で走るソンテウ。
地図を見ればわかるはずの簡単な場所。
なのに、そのソンテウは一向に目的地へは行かず。。。
「あれがね、有名な◯◯というお寺だよ〜。あれは3人の王様の像なんだよ〜。」
と簡単な観光案内をしてくれました(笑)
でも、私の目的は観光ではなく移動。
その道中、地図を渡され、「それ見てて^ ^」と笑顔で言われましたが、
地図を見ればみるほど、違うところを走っているよう。。。
よくわかってはいなかったけど、きっと違う道を走っている!
そう思って、もう1度目的地を地図を見せながらドライバーへ伝えると、
どれどれ?的な感じで地図を見直すドライバー。
やっぱり理解してなかったんじゃん(⌒-⌒; )
ここでじっくり地図を見て、「OK^ ^OK^ ^」と言うので、今度こそ大丈夫かと思ったのですが、やっぱり違うところをグルグル、グルグル。
この作業を何度か繰り返し、
結局、初チェンマイにもかかわらず地図を片手に私がナビをする始末。。。
結局、ソンテウなら走って10分もしない場所へ行くのに、1時間近くもかかってしまいました。
しかも観光付で(⌒-⌒; )
このときのドライバーが地図が苦手だったのかと思ったのですが、
その後も地図を見せてソンテウに乗ってみても、毎回違うところへ運ばれ・・・。
地図を見せ直してもよくわからない様子で。。。
それからは地図を見せて指差しで目的地を伝えることをやめました。
ではどうやって、目印のない場所へ行くかと言うと、
・近くのお寺の名前を言う
・道路の名前を言う
これで目的地の近くまで行くことにしています。
近くまで行って、そこから自分で歩いた方が正確だし結果、早く着くことがわかりましたから(⌒-⌒; )
なので、チェンマイでソンテウに乗るときは、降りる場所は必ず事前にチェックしておくことをオススメいたします。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません